患者さんに寄り添い、その時に必要な治療を一緒に考える
当院では、長く通っていただくこと自体を治療の目的にはしていません。
一方で、早く治療を終えることを目的にしているわけでもありません。
必要な治療はきちんとご提案し、患者さんがどうしたいのか、実際に身体がどう変化しているのかを確認しながら、その時々の治療を一緒に考えていきます。
卒業したい方は、安心して卒業できる。
長く身体をみてほしい方とは、長くお付き合いする。
一つの通い方に患者さんを当てはめないことを大切にしています。
当院で治療を受ける方へ、最初にお伝えしたい5つのこと
1.卒業を前提にしています。でも、卒業を急がせることはありません
当院では、必要がなくなったあとまで通い続けていただくことを目的にしていません。
そのため、治療には「卒業」という考え方があります。
ただし、少ない回数で終わるほどよい治療だとは考えていません。
必要な間は、必要な治療をきちんと行います。
また、「症状は落ち着いたけれど、定期的に身体をみてほしい」「長く相談できる鍼灸師がいてほしい」という方もいらっしゃいます。
そのような希望も大切にします。
患者さんが「そろそろ終えたい」と感じることもあれば、こちらから「そろそろ定期的な治療を終えてもよいのでは」とご提案することもあります。
どちらかがそう感じたときが、一度立ち止まって考える合図です。
こちらからご提案する場合には、現在の身体の状態と、そのように考える理由をお伝えします。
卒業を強制しない。継続も強制しない。
最終的には、患者さんがどうしたいのかを大切にします。
2.長期の回数券・長期契約は設けていません
当院では、10回・20回といった形で、何か月も先まで必要な治療回数を固定する長期の回数券や長期契約は設けていません。
一方で、複数回の治療をまとめて受けること自体を否定しているわけではありません。
身体の状態によっては、「まず短期間に数回みていきましょう」「まず1か月は、このくらいの頻度でみていきましょう」とご提案することがあります。
大切にしているのは、
今の身体から必要だと考えられる治療は具体的に提案しながら、まだ分からない何か月も先の身体まで最初に決めてしまわないこと
です。
短期間や1か月という区切りで治療計画を立てても、その先まで自動的に継続が決まるわけではありません。
一区切りごとに、実際の身体の変化と患者さんの希望を確認します。
その結果によって、
- 次の治療回数を増やす・減らす
- 通院間隔を変える
- 必要なときだけの治療へ移る
- いったん治療を終える
といった見直しを行います。
身体が変われば、治療計画も変える。
そのため当院では、長期間の回数を先に固定するのではなく、その時点で必要だと考える治療を患者さんと相談しながら決める方法を取っています。
具体的な料金や施術の受け方については、
料金ページ
でご案内しています。
3.必要な治療はご提案します。必要以上には勧めません
治療は、多ければ多いほどよいとは考えていません。
反対に、少なければ少ないほどよいとも考えていません。
必要だと考える治療は、専門家としてきちんとご提案します。
身体が予想より早く変化すれば、その後の通院間隔を空けたり、次の治療計画では回数を減らしたりします。
反対に、まだ治療が必要だと考えれば、継続や頻度の見直しをご提案します。
思ったような変化がみられない場合には、同じ治療をただ繰り返すのではなく、
- 身体の見方は適切だったか
- 治療方法を変える必要はないか
- 鍼灸を続けることが適切なのか
- 他の方法や医療を考えた方がよいのか
というところから見直します。
変化が乏しいまま、同じ治療を漫然と続けることはしません。
一方で、症状が落ち着いたあとも、定期的に身体をみていくことには意味があると考えています。
必要だと考える方には、そのような通い方をご提案することもありますが、すべての方に必要なものとして勧めることはありません。
4.必要なことはお伝えします。そのうえで、患者さんの希望を大切にします
患者さんに寄り添うことは、何でも患者さんの言うとおりにすることではないと考えています。
鍼灸師として、
- もう少し治療を続けた方がよい
- そろそろ間隔を空けてもよい
- 別の医療も検討した方がよい
- その施術は行わない方がよい
と考える場合には、その理由をお伝えします。
分からないことを、分かったようにお伝えすることもしません。
そのうえで、「もう治療を終えたい」「もう少し通いたい」「一度考えたい」と希望されるのであれば、その気持ちを大切にします。
専門家として必要なことを伝えることと、患者さんの希望を尊重することは両立できると考えています。
治療は、どちらか一方だけで決めるものではありません。
5.病院の治療と併用できます
鍼灸を受けるために、必要な病院の治療や薬をやめる必要はありません。
当院では、病院、検査、薬、手術などの現代医療を一律に否定していません。
医療機関での確認や治療が必要だと考える場合には、まずそのことをお伝えします。
そのうえで、必要な受診を妨げない範囲で、鍼灸として今できることがあれば考えます。
ただし、救急対応を優先すべき状態など、施術を行うことが適切でない場合には、鍼灸を行わず医療機関への受診を優先します。
鍼灸だけですべてを抱え込まない。
その一方で、鍼灸にできることがあれば考える。
その両方を大切にしています。
初めての方は、実際に受けてからその後を決められます
ホームページを読むだけで、「自分に合う治療なのか」「この治療院に通いたいと思えるのか」をすべて判断するのは難しいと思います。
そのため当院では、初めての方に無料体験をご用意しています。
実際に施術を受け、ご自身の身体の変化、治療院の雰囲気、私との相性、説明への納得感なども含めて確かめてください。
無料体験を受けたからといって、その場で継続を決めていただく必要はありません。
一度持ち帰って考えていただいても構いません。
具体的な内容や、その後の料金については
料金ページ
でご案内しています。
通院の見通しは、できるだけ具体的にお伝えします
「どのくらいの頻度で通えばよいですか」
「何回くらい必要ですか」
治療を始める前に、知っておきたいことだと思います。
当院でも、現在の身体の状態から考えられる通院頻度や見通しは、できるだけ具体的にお伝えします。
状態によっては、「まず短期間に数回みてみましょう」「まず1か月は、このくらいの頻度でみていきましょう」とご提案することもあります。
これは、その先の未来まで決めるためではありません。
今の身体から考えられる治療の目安としてお伝えするものです。
身体の未来を、治療を始める前にすべて正確に予測することはできません。
そのため、「必ず○回でよくなります」「○か月通えば大丈夫です」といった形で、まだ分からない未来を断定することはしません。
分からないことまで、分かったようにお伝えしたくないからです。
今分かっていることはお伝えする。
まだ分からないこともお伝えする。
そして実際の身体の変化を確認しながら、次を考えます。
身体を最初の計画に合わせるのではなく、計画を身体の変化に合わせます。
「患者さんに寄り添う」を、言葉だけにしないために
「患者さんに寄り添います」という言葉だけなら、多くの治療院で使うことができます。
当院では、その言葉をできるだけ実際の行動にしたいと考えています。
- まず、話を聴く
- 何に困り、何を望んでいるのかを受け取る
- すぐに否定せず、価値観の違いを理解しようとする
- 迷っているときに、決断を急がせない
- 仕事や家庭、時間、費用など、その方の状況も考える
- 専門家として必要なことは、きちんと伝える
そして最後まで、
「この方は、どうしたいのだろう」
ということを置き去りにしない。
当院では、その積み重ねを「寄り添うこと」だと考えています。
私自身が患者になって、気づいたことがあります
私自身、入院し、患者として医療を受けた経験があります。
本当に身体がつらいときだけでなく、身体は少し楽でも、不安や困りごとを抱えているときがありました。
そんなとき、看護師さんに話を聞いてもらったり、困っていることに気づいてもらったりしたことに何度も助けられました。
もちろん、自分が患者になったからといって、他の患者さんの気持ちがすべて分かるとは思っていません。
人によって、つらさも、価値観も、置かれている状況も違います。
だからこそ、
「自分ならこうする」ではなく、「この方はどうしたいのだろう」
と考えることを大切にしています。
患者さんと同じ方向を向きながら、治療を考えます
「医は仁術」という言葉があります。
私はここでいう「仁」を、
患者さんと治療者が、同じ方向を向こうとすること
として大切にしています。
同じ方向を向くというのは、最初から意見が一致しているという意味ではありません。
患者さんは「もう治療を終えたい」と思っていても、私は「もう少し治療した方がよい」と考えることがあります。
反対に、私は「そろそろ治療を終えてもよい」と考えていても、患者さんが「もう少し身体をみてほしい」と希望されることもあります。
そのときに大切にするのが、次の三つです。
患者さんが、どうしたいのか
何に困っているのか。どこまで改善したいのか。どのような治療の受け方を望んでいるのか。
同じ症状でも、望んでいることは人によって違います。
鍼灸師として、どう見ているのか
今どの程度の頻度が必要なのか。
継続した方がよいのか。
そろそろ間隔を空けてもよいのか。
病院で確認した方がよいのか。
専門家として必要だと考えることは、率直にお伝えします。
実際に身体がどう変化しているのか
治療前に立てた見通しよりも、実際の身体の変化を大切にします。
良い変化があったことも、変化が乏しかったことも、予想と違う反応があったことも、次の判断材料です。
患者さんの希望。
専門家としての見立て。
実際の身体の変化。
この三つを確認しながら、どちらか一方が相手を従わせるのではなく、今どこを目指すのかを一緒に考えます。
仕事や家庭、費用も含めて治療を考えます
患者さんには、治療以外の生活があります。
仕事や家庭、時間、体力、通院距離、費用など、現実にはさまざまな事情があります。
たとえば、治療上はもう少し頻繁に通った方がよいと考えたとしても、仕事や家庭の事情で難しいことがあります。
その場合に、「この回数で通えなければ治療できません」と一方的に決めるのではありません。
必要だと考えることはご説明したうえで、
今の生活の中で、どのような方法ならできるのか
を一緒に考えます。
費用について相談することも、遠慮していただく必要はありません。
施術後に気になることがあれば、ご相談ください
治療院を出たあとに、「この変化は様子を見ても大丈夫なのだろうか」「次回まで待ってよいのだろうか」と不安になることもあると思います。
そのようなときは、LINE、お電話、お問い合わせフォームなど、ご利用しやすい方法でご相談ください。
現在は、お電話でご相談いただくことが多くあります。
お電話であれば、声の様子も含めて状況を確認できるため、文章だけでは分かりにくいことも確認しながら、必要なことをお伝えしやすい場合があります。
LINEやお問い合わせフォームも、お電話が難しいときや文章で相談したいときにご利用ください。
施術を受けたあとも、気になることを一人で抱えていただく必要はありません。
卒業しても、長く通っても、また戻ってきても構いません
治療の受け方に、一つだけの正解があるとは考えていません。
必要な治療が終われば、一度卒業する。
症状が落ち着いたあとも、定期的に身体をみてもらう。
しばらく自分で過ごしてみる。
数か月後、数年後にまた困ったら相談する。
どれも、その方にとって意味のある選択になり得ます。
大切なのは、
治療院側が一つの通い方を決め、患者さんをそこへ当てはめないこと。
そして、その時の患者さんが「どうしたいのか」を大切にすることです。
地域に根ざした「かかりつけ鍼灸院」として
茨木の地に根を張って20年。
この地域で治療院を続ける中で、多くの患者さんとのご縁がありました。
長く通ってくださった方もいれば、治療を終えて何年か経ってから、また相談に来てくださった方もいます。
当院が目指しているのは、ずっと通い続けてもらう治療院でも、早く卒業させる治療院でもありません。
必要なときには、きちんと治療する。
長く身体をみてほしいときには、長くお付き合いする。
一度治療を終えるときには、安心して離れていただく。
そしてまた身体のことで困ったときに、
「一度、あそこに相談してみよう」
と思い出していただける。
そんな、地域に根ざした「かかりつけ鍼灸院」でありたいと考えています。
ずっと通っていただくことではなく、必要なときに頼っていただける関係を、長く続けていくこと。
それが、茨木ばんば鍼灸治療院が大切にしている治療方針です。
まずは、無料体験でご自身に合うか確かめてください
初めての方には、無料体験をご用意しています。
実際に施術を受けてみて、「ここで治療を受けてみたい」と思っていただければ、その先の治療について一緒に考えていきます。
その場で継続を決めていただく必要はありません。
詳しい内容や料金については、
料金ページ
をご覧ください。


