指定難病や慢性疾患があっても、必要な病院での診察・検査・治療・服薬・経過観察を続けながら、鍼灸についてご相談いただけます。
当院では、病名だけを見て施術内容を決めることはしていません。
今、身体がどのような状態なのか。
日常生活で何に困っているのか。
ご本人がどのように感じているのか。
そうしたことを一つずつ確認しながら、鍼灸として今できることがあるのかを一緒に考えます。
鍼灸よりも医療機関での診察や検査を優先した方がよいと考える場合には、そのこともお伝えします。
病気とともに暮らしている方へ
病名がついたあとも、生活は続きます。
病院へ通い、検査を受け、薬を飲みながら、仕事や家事を続けている方もいらっしゃると思います。
検査結果は安定していても、
- 以前と同じようには動けない
- 疲れやすい
- 眠れない
- 食欲が安定しない
- 身体が冷える
- 痛みやだるさが続いている
など、病名や検査数値だけでは表しにくい困りごとが残ることもあります。
また、身体のことだけでなく、
- これからどうなるのだろう
- この状態をうまく説明できない
- 家族や周囲には話しにくい
ということもあるかもしれません。
当院では、最初からきれいに説明していただく必要はありません。
何から話せばよいか分からない場合は、そのまま「何から話せばよいか分からない」とお伝えください。
こちらから確認しながら、一緒に整理していきます。
私自身も指定難病を経験しました
私は2025年、指定難病である「再生不良性貧血」を発症しました。
それまで私は、鍼灸師として患者さんの身体を診る側にいました。
しかし病気をきっかけに、自分が診察を受け、検査結果を待ち、説明を受け、治療を選び、自分の身体を医療者に委ねる側になりました。
長期の入院と治療を経験し、退院した現在も、必要な治療と経過観察を続けています。
患者になるまで、十分には分かっていなかったこともありました。
たとえば、「分からないことがあれば質問してください」と言われても、自分が何を知らないのか分からなければ、何を質問すればよいのかさえ分からないことがあります。
また、検査数値が良くなっていることと、自分自身が「体調が戻ってきた」と感じることが、必ずしも同じように進むとは限らないことも経験しました。
もちろん、検査数値が大切ではないという意味ではありません。
私自身、検査によって病気が分かり、その結果を確認しながら治療を受けてきました。
だからこそ、医療として必要な客観的な確認と、患者さん本人が感じている身体の状態。その両方を大切にしたいと考えています。
それでも「患者さんの気持ちが分かる」とは言いません
私自身が指定難病を経験したからといって、「難病を抱える患者さんの気持ちが分かります」とは考えていません。
同じ病名であっても、その人が置かれている状況は違います。
仕事も違います。
家族も違います。
生活も違います。
これまで歩んできた人生も違います。
病気をどう受け止めているのかも、一人ひとり違います。
私が感じた不安を、目の前の患者さんも同じように感じているとは限りません。
むしろ、自分自身が患者になったことで、
人の気持ちを簡単に分かったことにしてはいけない。
と以前より強く思うようになりました。
だからこそ、まずお話を聞きます。
今、何に困っているのか。
どんなことがつらいのか。
何を一番相談したいのか。
そして施術を行った場合には、治療者側から見た変化だけでなく、「今、どう感じていますか」と、ご本人にも確認します。
自分の経験を患者さんに当てはめるためではなく、その人自身を見るためです。
当院が大切にしている5つのこと
1.病名だけで身体を決めつけません
同じ病名でも、身体の状態は一人ひとり違います。
また、同じ方でも、その日の体調によって身体は変化します。
病名や診断内容は大切な情報として確認しますが、それだけで施術内容を決めることはしていません。
必要に応じて、脈、お腹、背中、身体の動き、呼吸なども確認し、その日の身体を見ながら施術を考えます。
2.今、何に困っているのかを確認します
病気そのものだけでなく、疲労、だるさ、睡眠、食欲、冷え、痛みなど、今の生活の中で困っていることについてもお聞きします。
「病名とは関係がないかもしれない」と思うことでも、気になることがあればお話しください。
3.治療者だけで「良くなった」と決めません
鍼灸師には、鍼灸師から見える身体の変化があります。
しかし、こちらから見て身体が変化しているからといって、それだけで「良くなりました」と判断することはしません。
施術後には、身体を確認する。ご本人にも今の状態を感じてもらう。その両方を重ねながら確認します。
感じ方と身体の反応が一致しないこともあります。
それも含めて、次を考えるための大切な情報だと考えています。
4.分からないことを、分かったようには言いません
すべての症状について、鍼灸で何ができるのかを最初から断定することはできません。
実際にお話を聞き、身体を確認しても、分からないことはあります。
その場合には、分からないことも含めてお伝えします。
必要であれば、医療機関での確認をおすすめします。
5.生活も含めて一緒に考えます
患者さんには、治療以外の生活があります。
仕事。家庭。通院時間。体力。費用。
そうしたことを無視して、治療だけを考えることはできません。
必要だと考えることはきちんとお伝えします。
そのうえで、現実の生活の中でどのような方法なら続けられるのかを一緒に考えます。
病院での診断・検査・投薬・経過観察を大切にします
鍼灸を受けるために、必要な病院での治療や薬をやめる必要はありません。
当院では、病院での診察、検査、投薬、手術、経過観察など、必要な現代医療と鍼灸を混同しないことを大切にしています。
私自身も現在、必要な治療と経過観察を続けています。
病院で確認すべきことは病院で確認する。
そのうえで、鍼灸として身体に関われることがあるのかを考える。
その両方が必要だと考えています。
お薬の内容をこちらの判断で変更したり、中止をおすすめしたりすることはありません。
薬について変更を希望される場合は、処方している医師へご相談ください。
当院でできること
当院では、指定難病や慢性疾患そのものを鍼灸で治すことをお約束することはできません。
そのうえで、
- 現在どのようなことで困っているのかを整理する
- 病名だけでなく、その日の身体の状態を確認する
- 疲労、だるさ、睡眠、食欲、冷え、痛みなどについてお話をうかがう
- 必要な医療を続けながら、現在の身体に対して鍼灸としてできることがあるかを考える
- 施術前後の身体の変化と、ご本人が感じている変化を一緒に確認する
- 今後の施術について、生活や希望も含めて相談する
といったことはできます。
また、実際に身体を確認した結果、「今日は施術を行わない方がよい」「まず病院で確認した方がよい」と考える場合には、そのこともお伝えします。
当院ではできないこと
当院は医療機関ではありません。
そのため、
- 病気を診断すること
- 医療機関で行う検査を行うこと
- 薬を処方すること
- 処方薬の増減や中止を指示すること
- 指定難病や慢性疾患が鍼灸で治るとお約束すること
- 病院で必要とされている治療の代わりとして鍼灸を行うこと
はできません。
また、「必ず良くなります」「何回で良くなります」と、まだ分からない未来を断定することもしません。
今分かっていることをお伝えし、実際の身体の変化を見ながら次を考えます。
病院での診察を優先する場合があります
身体の状態によっては、鍼灸よりも医療機関での診察や検査を先におすすめすることがあります。
たとえば、
- 急に強い症状が現れた場合
- いつもと明らかに違う変化がある場合
- 病状が大きく変化している可能性がある場合
- 救急対応が必要だと考えられる場合
などです。
また、現在の状態について医療機関での確認が必要だと考えた場合にも、先に受診をおすすめすることがあります。
そのような場合は、無理に鍼灸を行いません。
鍼灸だけですべてを抱え込まないこと。
これは当院が大切にしている治療方針の一つです。
初回無料体験で確認すること
初めての方には、初回無料体験をご用意しています。
初回でも、基本的な流れは通常の施術と同じです。
まず、お話をうかがいます。
病名やこれまでの経過だけでなく、
- 今、何に困っているのか
- どのような治療を受けているのか
- どのようなお薬を服用しているのか
- 日常生活ではどのような状態なのか
分かる範囲でお聞かせください。
検査結果やお薬手帳などがある場合は、お持ちいただくと確認しやすくなります。
その後、必要に応じて身体を確認し、その日の状態を見ながら施術を行います。
初めての方の場合は、どの程度の刺激がその方に合うのか分からないため、最初から強い刺激や多くの刺激を加えるのではなく、身体の反応を確認しながら進めます。
施術後には、もう一度身体を確認します。
そして、身体にどのような変化があったのか。ご本人はどう感じているのか。その両方を確認します。
初回無料体験を受けたからといって、その場で継続を決めていただく必要はありません。
実際に受けてから、ご自身に合いそうかをお考えください。
鍼灸を受ける際に知っておいていただきたいこと
鍼では、刺した部分の出血や内出血、痛みなどが起こることがあります。
お灸では、熱感や皮膚への刺激、やけどなどが起こる可能性があります。
また、病気の状態、検査結果、服薬内容、当日の体調などによっては、施術方法を変更したり、施術を見合わせたりする場合があります。
気になることがあれば、施術前でも途中でも遠慮なくお伝えください。
私自身の指定難病の経験について
私が再生不良性貧血を発症してから、入院、治療、退院後までに経験したことは、別のページに詳しく書いています。
この経験を、「自分も病気をしたから、患者さんの気持ちが分かる」という話にするつもりはありません。
治療する側から、治療を受ける側になったことで何を感じたのか。
検査数値と自分の体調が一致しなかったこと。
「質問してください」と言われても、何を質問すればよいのか分からなかったこと。
そして現在の治療に何を持ち帰ったのか。
ご興味があればお読みください。
よくある質問
病院へ通院中でも相談できますか?
はい。必要な病院での治療や経過観察を続けながら、鍼灸についてご相談いただけます。医療機関での診察を優先した方がよいと考える場合には、そのこともお伝えします。
薬を服用中でも鍼灸を受けられますか?
服薬中の方もご相談いただけます。安全に施術を考えるため、現在服用している薬について確認させていただくことがあります。鍼灸を受けるために、処方薬を自己判断で中止する必要はありません。
検査結果やお薬手帳を持参した方がよいですか?
お持ちであれば、ご持参ください。病状や現在受けている治療を把握するための参考にします。すべて揃っていなくてもご相談いただけます。
鍼灸で難病を治すのですか?
いいえ。当院では、指定難病を鍼灸で治すことをお約束していません。必要な医療を続けながら、現在の身体の状態や日常生活で困っていることを確認し、鍼灸としてできることがあるのかを一緒に考えます。
体調が不安定なときも施術を受けられますか?
まず現在の状態を確認します。状態によっては施術内容を変更したり、施術を行わず病院での診察を優先していただいたりすることがあります。判断に迷う場合は、ご来院前にご相談ください。
病院での診察を優先した方がよい場合はありますか?
あります。急な症状や、いつもと明らかに違う変化がある場合など、医療機関での確認が必要だと考えるときには、鍼灸より先に受診をおすすめします。
病名がはっきりしていなくても相談できますか?
はい。病名や原因がまだ分からない段階でもご相談いただけます。ただし、症状によっては鍼灸より先に医療機関での検査や診察をおすすめします。
どのような症状を相談できますか?
病名だけでなく、疲労、だるさ、睡眠、食欲、冷え、痛みなど、現在の生活で困っていることについてお聞かせください。鍼灸で何ができるかは、実際の状態を確認したうえで考えます。
家族と一緒に説明を聞けますか?
ご家族と一緒に来院を希望される場合は、ご予約時にご相談ください。院内の状況もありますので、事前に確認させていただきます。
初回無料体験を受けたら通院を続けなければいけませんか?
いいえ。初回無料体験を受けたからといって、その場で継続を決めていただく必要はありません。施術を受け、身体の反応や説明、治療院との相性などを確認してから、その後をお考えください。
まずは相談するところからでも構いません
「自分の病気でも相談してよいのだろうか」
「今の状態で鍼灸を受けてもよいのだろうか」
と迷われている場合は、まずフォームからご相談ください。
予約と相談は同じフォームで受け付けています。
相談内容を確認したうえで、必要に応じてお返事します。
初回無料体験をご希望の場合は、そのまま予約希望日時をお知らせください。
病院で必要な治療は続けながら。
そのうえで、今の身体について鍼灸として一緒に考えられることがあるのか。
まずはそこから確認します。




